【亜州ビジネス編集部】
凸版印刷は15日、キョーラク(本社:東京都中央区)傘下で軟包装材を生産するマジェンドマクシス(本社:アユタヤ県)を買収すると発表した。来月中にも株式90%を取得して連結子会社化し、環境配慮型の包装材の生産拠点として活用する。技術ノウハウや原料調達の共有化によって、生産性の向上や安定的な調達体制の構築なども図る。
独自開発の透明バリアフィルムを使用した環境配慮型の包装材を東部ラヨン県のマジェンドの工場で生産する方針。主に欧米と東南アジア向けの軟包材の現地生産が可能になるとしている。また、海外顧客の動向や技術情報の分析・開発を行う開発拠点としてもマジェンドを活用する。
マジェンドは2002年設立。アマタシティー・ラヨン工業団地に工場を構えており、食品や消費財、医薬品向けに各種フィルムの加工、フィルム製品の生産販売を手掛けている。