【亜州ビジネス編集部】
ハノイ市計画投資局は、新たに地下鉄を6路線建設する計画を明らかにした。地下空間開発に関する2050年を見据えた30年までの基本計画に盛り込んだもので、6路線の総延長は86.5キロメートル。81駅を整備する。ベトナムプラスが伝えた。
地下鉄は20区郡を通り、中心部や衛生都市を結ぶ。
◆都市鉄道2号線＝ホアンクオックベト〜ホアンホアタム〜ハンバイ〜ダイコーベト〜チュオンディン〜環状2.5号線〜ホアンクオックベト（21.8キロメートル、20駅）
◆3号線＝デウーホテル〜ハノイ駅〜キムグー（10.9キロメートル、11駅）
◆4号線＝グエンチャイ〜タイホータイ（18キロメートル、18駅）
◆5号線＝タイ湖〜ゴックカイン〜チャンロン通り（6.5キロメートル、6駅）
◆7号線＝ニョン〜バンカイン〜ズオンノイ〜ハドン新都市（13キロメートル、13駅）
◆8号線＝マイディン〜環状3号線〜リエンナム（16.3キロメートル、13駅）――。
基本計画ではこのほか、総面積104万平方メートルに上る地下駐車場を78カ所整備するとしている。なお、ハノイ市では昨年11月、国内初の都市鉄道となるハノイ都市鉄道2A号線が商業運転を開始した。高架鉄道で、ドンダー区カットリン〜ハドン区間の13キロメートル（12駅）を結んでいる。3号線の一部区間（ニョン駅からハノイ駅の12.5キロメートル）も建設中。地下区間が4キロメートルあり、23年の開通予定とされる。
