【亜州ビジネス編集部】
マレーシア自動車協会（MAA）が発表した2022年3月の国内新車販売台数は7万3222台となり、前年同月比で12.8％増加した。前年同月を上回るのは3カ月連続。台数は単月で過去最多となった。年度末に販促を強化するメーカーが多く、前月からは62.5％増えた。23日付各紙が伝えた。
セグメント別にみると、乗用車は前年同月比12.7％増の6万5902台、商用車は13.7％増の7320台だった。第1四半期の販売台数は15万9752台で、前年同期から7.8％増加した。
国内では新型コロナウイルス流行の影響で21年6月初めから全国的なロックダウン（都市封鎖）入りし、同月の販売台数は1921台にとどまった。その後規制が緩和され販売は回復。21年12月の洪水の影響はあったが、それでも月4万台以上をキープしている。
MAAは、4月の販売が3月を下回ると予想。年度末に販促を強化した反動が出るとみている。
生産台数は3.7％減
3月の国内の自動車生産台数は前年同月比3.7％減の5万9908台。3カ月ぶりに減少したが、前月からは16.8％増加した。第1四半期の生産台数は15万4160台で、前年同期を4.8％上回った。
