【亜州ビジネス編集部】
財務省財政経済事務局は、2022年の国内総生産(GDP)成長率予測を前年比3.5%と発表し、1月末の前回予測(4.0%)から引き下げた。
国内外で新型コロナウイルス流行が落ち着き、国内消費や観光産業の回復などが成長をけん引する一方、ロシアのウクライナ侵攻を背景とする物価の上昇や世界経済の減速が足かせになるとみている。4月27日付プーチャッカーンなどが伝えた。
民間消費は4.3%増、民間投資は4.5%増、外国人来訪者数は610万人と予測した。前回予測はそれぞれ4.5%増、5.0%増、700万人で、いずれも下方修正した。
輸出額は6.0%増と予測。堅調に推移するとみており、前回予測(3.6%増)から引き上げた。インフレ率の予測も5.0%に上方修正。前回予測(1.9%)から大幅に引き上げた。