【亜州ビジネス編集部】
携帯電話事業者3社の携帯電話契約者数は、今年3月末時点で全国16億6102万件に達した。2月末から1041万件、2021年末から1820万件ずつ増加している。
5Gユーザーは4億296万件に拡大した。
12年末からは4811万件も増加し、契約数全体に占める割合は24.3%まで上昇している。工業和信息化部(工業情報化部)が報告した。
3月の携帯電話普及率(100人当たり台数)は117.6台。エリア別では、中国東部が127.9台と最も高く、東北は119.4台、西部は114.5台、中部は105.3台で推移した。省市別では北京の179.7台、上海の177.0台が突出して多い。一方、チベットは91.7台と唯一100を下回った。
1〜3月の携帯電話総通話時間は1.4%増の5445億分に停滞し、伸びは1〜2月の1.8%から縮小している。ただ21年通年の増加率である1.1%をやや上回った。
CINNOリサーチによれば、1〜3月の中国市場のスマートフォン国内出荷台数は、14.4%減の7439万台に低迷している。ブランド別では、首位がOPPO広東移動通信で1280万台だが、20.5%減少している。2位はかつて華為(Huawei)のサブブランドだった栄耀(Honor)の1260万台で、176.0%増と急拡大した。3位は維沃移動通信(vivo)の1230万台となっている。
3月末の携帯電話基地局数は全国1004万カ所だった。21年12月の996万カ所から8万1000カ所増加している。うち5G基地局は、全体の15.5%に相当する155万9000カ所を数えた。1〜3月に新たに設けられた5G基地局は、全国で13万4000カ所に上る。