【亜州ビジネス編集部】
マレーシアの格安航空大手エアアジアのグループは19日、中長距離路線を運航するタイ・エアアジアXがタイ中央破産裁判所に会社更生手続きを申請したと発表した。
新型コロナウイルス流行の影響で旅客数が減少し、経営が悪化した。今後は裁判所の監督下で事業を継続しながら債務再編などを進め、経営再建を目指す。
運航については通常通り行い、旅客に影響はないとしている。来月にはバンコク発着で東京と韓国・ソウルへの路線を再開する予定という。
新型コロナ流行後に会社更生手続きを申請したタイの航空会社は、タイ国際航空と格安航空ノックエアに次いで3社目となる。他にノックエアとシンガポールの同業スクートの合弁会社、ノックスクート航空が事業を終了し、会社を清算している。