【タイ】上場企業の業績、1Qは38%増収・2%減益

【亜州ビジネス編集部】

タイ証券取引所(SET)は27日、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2022年第1四半期の売上高合計が前年同期比37.5%増の4兆119億4900万バーツだったと発表した。合計の営業利益は27.6%増の4787億9300万バーツ、純利益は1.7%減の2468億5200万バーツ。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和などが増収に寄与した一方、原燃料の値上がりなどでコストがかさみ、減益となった。

不動産投資信託(REIT)などを除く上場784社のうち、764社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の74.7%を占めた。業種別では、ヘルスケアや運輸・物流などサービス業が好調だった。一方、保険業は新型コロナ保険の請求額が増加し、最終赤字となった。

MAIに上場する企業の合計は、売上高が前年比20.4%増の483億7700万バーツ、営業利益が7.2%減の24億9800万バーツ、純利益が21.0%増の27億3600万バーツだった。発電所の売却益14億2300万バーツを計上した企業があったことで、全体として増益となった。


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