【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)は2日、製造業の企業幹部を対象に実施した調査結果を発表し、2022年のインフレ率を「4〜5%」と予測する回答が全体の50%を占めたことを明らかにした。他に回答者の43%は「6〜8%」、7%は「1〜3%」と予測した。
調査は5月に実施し、45業種の200人から回答を得た。
インフレ率を大幅に上昇させる要因(複数回答)の多かった順
◆原油高と世界の商品価格の上昇=87%
◆ロシアのウクライナ侵攻=77%
◆物流の混乱による生産コストの上昇=70%
インフレ対策の多かった順
◆生産過程の見直しによるコストの削減、機械設備のメンテナンスによる効率化の推進=75%
◆デジタルシステムや最新技術の導入=62%
◆輸入原料の国産品への切り替え=54%