【亜州ビジネス編集部】
スチャート労働相は、隣接する3カ国からの出稼ぎ労働者の需要が23万6012人に上っていることを明らかにした。3カ国はミャンマー、カンボジア、ラオス。1日から条件付きで入国時の隔離が不要となったことで、労働力不足の改善につながると見込まれている。3日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
政府の新型コロナウイルス対策本部(CCSA)の決定に基づき、入国規制が緩和された。雇用主が求める国別の労働者数は、ミャンマーが16万5376人で最多。これにカンボジアが5万2428人、ラオスが1万8208人で続いた。労働省職業斡旋局によると、ワクチン接種やコロナ保険の加入などを条件に、隔離なしで入国を認める。
これまでの報道によると、新型コロナ流行の影響を受け、出稼ぎ労働者が帰国したままタイに戻ってこられず、製造業や建設業界などで労働者不足が発生。納期が遅れるなどの問題につながっている。