【タイ】22年の輸出額予測、5〜8%増に上方修正=荷主協会

【亜州ビジネス編集部】

タイ荷主協議会(TNSC)は、2022年のタイの輸出額を前年比5〜8%増と予測し、これまでの予測(5%増)から上方に幅を広げた。ロシアのウクライナ侵攻を背景とする生産コスト高・物価上昇が足かせになるものの、バーツ安や輸出先の景気回復が追い風になるとみている。7日付ポストトゥデーなどが伝えた。


4月の輸出額は前年同月比9.9%増の235億2140万米ドル、1〜4月の累計は前年同期比13.7%増の971億2280万米ドルだった。同協議会は今後について、5〜6月は高い伸びを見込めないものの、下半期に再び加速するとの見方を示した。

一方、輸出のマイナス要因として、◆世界的な物価高による消費者の購買力の低下◆海上輸送費の高止まり◆半導体などの部品不足――などを挙げた。


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