【亜州ビジネス編集部】
政府は7日の閣議で、欧州自由貿易連合(EFTA)と貿易交渉を開始することを承認した。輸出拡大と経済成長につなげる。商務省が提案した。8日付ポストトゥデーなどが伝えた。
EFTAにはスイス、ノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドの4カ国が加盟している。関税障壁や原産地規則、通関手続き、投資、知的財産権などについて、20日に交渉を開始する。
EFTAと合意に至れば、コメやスイートコーンなどの農産物や、自動車部品、水産物・加工品などの輸出が増え、化学肥料やクリーンエネルギーなどの輸入が増加する見通し。これにより、貿易黒字が22億6900万バーツ(約88億3700万円)拡大し、国内総生産(GDP)成長率を年率0.18%押し上げる効果があると見込まれている。