【インドネシア】5月の消費者信頼感、過去最高を更新

【亜州ビジネス編集部】

インドネシア中央銀行が9日発表した2022年5月の消費者信頼感指数は、前月比15.9ポイント上昇して128.9となり、過去最高を記録した。前月を上回るのは2カ月連続。楽観と悲観の分岐点である100を8カ月連続で上回った。「現在の経済状況に対する指数」が4カ月ぶりに楽観圏に戻っている。


中銀は00年6月に消費者信頼感指数の集計を開始。19年5月にそれまでの過去最高である128.2を記録したが、その後低下した。20年4月〜21年3月は新型コロナ流行の影響で100を下回って推移。以降は新型コロナ流行の度合いに応じて楽観圏と悲観圏を行き来してきたが、コロナ規制の緩和もあって足元では上昇している。

5月の現在の経済状況に関する指数は116.4で、前月からは17.5上昇。2カ月連続で上昇し、4カ月ぶりに100を上回った。

項目別

◆現在の収入に関する指数=19.0ポイント上昇の125.3

◆過去半年と比べた現在の雇用情勢に関する指数=17.8ポイント上昇の113.7

◆現在の耐久財の購入意欲に関する指数=15.7ポイント上昇の110.2


一方、経済の先行きに関する指数は14.2ポイント上昇の141.5となり、4カ月ぶりに前月を上回った。

項目別

◆向こう半年の収入に関する指数=7.8ポイント上昇の139.4

◆向こう半年の雇用情勢に関する指数=16.9ポイント上昇の142.1

◆向こう半年の事業活動に関する指数=17.9ポイント上昇の142.9


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る