【亜州ビジネス編集部】
トヨタ車生産販売のUMWトヨタ・モーターは、トヨタ車とレクサス車の2022年1〜5月の販売台数が前年同期比8.7%増の3万6972台だったと発表した。主力の小型セダン「ヴィオス」と小型ハッチバック「ヤリス」で最大4000リンギ(約12万円)の値引きキャンペーンを実施したことなどが奏功した。
5月単月の販売は前月比9.1%増の7579台。前年同月(7595台)からはほぼ横ばいだった。
上半期はプラスで終えそうだが、同社は、自動車の販売サービス税(SST)減免措置が6月末で終わることで、年後半は販売が下火になるとみている。また依然として半導体の調達が困難としている。
なおSSTの減免措置は、新型コロナウイルス流行開始直後の2020年6月半ばから適用された。当初は20年末で終了する予定だったが、その後数回にわたり期間が延長され、今年6月末に終了する予定となっている。業界団体が継続を求めており、再び延期される可能性も報じられている。