【亜州ビジネス編集部】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2022年5月の国内新車販売台数は前年同月比9.8%減の4万9453台だった。前年同月を下回るのは15カ月ぶり。大型連休があって営業日が少なく、台数は21年1月以降で最少となった。
乗用車が16.3%減と落ち込んだ。一方、商用車は13.0%増と、15カ月連続のプラスだった。ブランド別では首位トヨタが26.8%減の1万3296台で、市場シェアは26.9%。ホンダが39.1%増の8114台で2位に入り、ダイハツは16.0%減の6981台で3位だった。年初に現地工場を稼働させた韓国の現代自動車は1532台だった。
5月の業界全体の生産台数は12.7%増の7万2216台。15カ月連続のプラスとなったものの、台数は過去12カ月で最少だった。乗用車が10.8%増、商用車が21.1%増だった。
1〜5月は販売台数が前年同期比23.5%増の39万6153台、生産台数が31.0%増の54万4027台。生産台数は新型コロナ流行前の19年1〜5月を上回る水準まで回復している。