【亜州ビジネス編集部】
東部の経済特別区「東部経済回廊(EEC)」開発を管轄するEEC事務局のカニット事務局長は、空港管制事業のタイ航空無線公団によるドローン(小型無人機)の開発計画を認可したと明らかにした。農業や運輸、安全調査などに活用し、経済成長を後押しする。タイ国内では今後5年間で70万台が普及するとみている。15日付ターンセタキットなどが伝えた。
EECでは特にエアロトロポリス(空港都市)構想に基づいて輸送システムと接続し、輸送の効率化やコスト削減、所要時間の短縮などを図る。また、製造業や医療などの分野でサービスの強化につなげる。
そのために◆交通・空域管理に関する法律の整備◆操縦士など人材育成施設の開発◆生産・修理・品質検査サービス拠点の設置――などのガイドラインに基づき開発を推進。ドローン産業のエコシステム(生態系)を構築する。