【亜州ビジネス編集部】
IT(情報技術)関連のイベント企画や出版などを手掛けるARIPは、来月上旬に開幕するIT製品の見本市「コムマート・タイランド」の売上高目標を32億バーツ(約120億円)に設定したと明らかにした。部品不足の解消が進み、生産活動が正常化していることで、前回(3月31日〜4月3日)開催の実績(31億バーツ)を上回る水準を目指す。21日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
各社の新製品投入も需要を喚起すると見込む。また、部品不足の解消を受け、新型コロナウイルス流行前に人気だった自作パソコン(PC)の需要が再び高まると期待。これまでは部品不足の影響で、ノートPCに需要がシフトしていた。
会期は7月7〜10日、会場はバンコク東部の展示会場「バンコク・インターナショナル・トレード&エキシビション・センター(BITEC)」。PCなどIT製品が必需品となっていることから、ARIPは景気減速や物価高の影響を受けないとみているものの、「クレイジー・オファー」をコンセプトに販促活動を強化し、目標の達成につなげる。