【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)の23日発表によると、2022年5月の国内自動車生産台数は前年同月比7.8%減の12万9231台だった。前年割れは6カ月ぶり。部品不足で輸出向け生産が低調に推移しており、乗用車、1トンピックアップトラックとも輸出向けが2割前後の落ち込みとなった。
輸出向けの生産台数は全体で19.0%減。完成車の輸出台数は7万6937台となり、前年同月比で3.2%減、前月比で48.8%減だった。一方、国内販売向け生産は前年同月比で7.7%増加。乗用車が微減だったものの、1トンピックが2桁増となった。新型コロナウイルス禍からの回復で国内新車販売台数は2.1%増とプラスを維持した。
1〜5月の生産台数は前年同期比2.4%増の72万7095台。輸出向けが10.2%減と落ち込む一方、国内向けが19.7%増と拡大した。
5月のバイク生産3%増
同連盟によると、5月の国内バイク生産台数は前年同月比2.8%増の21万5220台だった。内訳は、完成車(CBU)が14.1%減の15万7940台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が2.2倍の5万7280台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は36.1%増の8万5809台だった。