【亜州ビジネス編集部】
タイ日産自動車(NMT)は23日、バンコク東郊サムットプラカーン県の工場で独自のハイブリッド機構「eパワー」用の電池の組立生産を開始したと発表した。日本国外での生産は初めてとなる。
NMTの工場敷地内にあるニッサンパワートレイン(タイランド)の工場で生産を開始した。現地では2020年に実施した追加投資で、eパワーを搭載するスポーツ多目的車(SUV)「キックス」の生産を開始しており、国内販売と日本などへの輸出を手掛けている。
ニッサンパワートレイン(タイランド)は1988年に生産を開始。エンジン・パワートレーンの年産能力は58万基に上る。