【亜州ビジネス編集部】
全国の鉄道乗客数が1日平均115万人まで回復している。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和や、対面授業の再開などを追い風に、新型コロナ流行前の2019年(122万8000人)と比べて94%の水準となった。27日付プーチャッカーンなどが伝えた。
路線別でみると、6月24日に都市鉄道レッドラインが1万6565人に上り、過去最高を記録。地下鉄MRTは35万2983人で、新型コロナ前と比べて5%増だった。
一方、高架鉄道BTSは7%減の68万107人、空港鉄道「エアポート・レール・リンク」(ARL)は26%減の5万3380人、タイ国鉄(SRT)の運行路線は36%減の5万4481人と落ち込んでいる。外国人観光客をはじめ、旅行者数がまだ回復していないことを反映すると結果となった。