【亜州ビジネス編集部】
タイ工業連盟(FTI)は6日、製造業の企業幹部を対象に実施した調査結果を発表し、エネルギー価格の高騰で生産コストが「20%上昇した」とする回答が全体の38.8%を占めたことを明らかにした。他は「10%上昇した」が30.3%、「30%上昇した」が23.0%、「40%上昇した」が7.9%だった。
45業種の165人から回答を得た。生産コストの上昇による製品・サービスの値上げ幅は、2022年初めと比べて「10%未満」とする回答が全体の44.9%で最も多く、これに◆「10〜20%未満」=38.8%◆「20〜30%未満」=12.7%◆「30%以上」=3.6%――が続いた。
エネルギー価格の引き下げに必要であると考える対策(複数回答)は、
◆軽油の物品税引き下げの延長=62.4%
◆製油各社の協力による石油精製マージンの引き下げ=60.6%
◆エネルギー消費量を節約・削減する呼び掛け=60.0%
◆ロシアからの天然ガス・燃料の輸入交渉=55.2%