【亜州ビジネス編集部】
国会常務委員会は6日、ガソリンに課す環境保護税を追加減税する政府案を承認した。燃料価格の高騰を抑える狙いで、今月11日に適用を開始。4月に続き2度目の減税となる。VNエクスプレスが伝えた。
ガソリンに対してはもともと1リットル当たり4000ドン(約23円)の環境保護税を課していたが、燃料価格の高騰を受けて4月1日から半額の2000ドンとした。今回さらに半額の1000ドンとする。軽油も4月に半額の1リットル1000ドンとしており、今回さらに半減して500ドンとする。
政府はもともと8月1日の追加減税を提案していたが、国会常務委員会の判断で前倒しが決まった。政府は、今回の減税は消費者物価指数(CPI)を0.15ポイント引き下げる効果があるとしている。
商工省と財務省が設定するオクタン価95ガソリン(RON95)の価格上限は現在、1リットル当たり3万2760ドン。今月1日に0.3%下げられたものの、それでも年初から4割上昇している。