【亜州ビジネス編集部】
三井不動産は8日、バンコク都心などで10月までにサービスアパートメント4物件を順次開業すると発表した。住宅開発大手アナンダ・デベロップメントとの共同事業で、既存の1物件と合わせてタイでは5物件に増える。シンガポール企業のアスコットに運営を委託する。
現地法人のタイ三井不動産ディベロップメントを通じて事業に参画している。経済活動が本格的に再開する中、今後増加が見込まれる日本人駐在員や出張者らの需要を取り込む狙い。アスコットが日本人対応窓口の開設を予定している。
まず今月15日に都心のスクンビット通りトンローで「アスコット・トンロー・バンコク」(451室)を開業する。また、来月に都心のサトン地区、9月にスクンビット通りソイ8、10月に東部チョンブリ県パタヤで新たな物件を稼働させる計画。都内で開業済みの「サマセット・ラマ9・バンコク」と合わせ、計5物件、約1800室となる。