【亜州ビジネス編集部】
TOTOは8日、現地法人のTOTOベトナムがハノイ市近郊で衛生陶器生産のベトナム第4工場を稼働させたと発表した。約134億円を投じて建設したもので、年産能力は100万個。ベトナム全体での衛生陶器の生産能力は1.4倍に拡大した。
4日に開業式を開催した。フンイエン省の第2タンロン工業団地(TLIP2)内にある第3工場と同じ敷地に立地し、合計の敷地面積は24万平方メートル。第4工場の延べ床面積は10万平方メートルに上る。米州向けのワンピース便器や、日本を含むアジア向けの腰掛大便器とタンクなどを生産する。
TOTOベトナムは便器や洗面器など衛生陶器と関連器具を製造販売。第1〜2工場はハノイのタンロン工業団地(TLIP)に入居している。他にハノイ近郊のビンフック省で水栓金具工場の建設を進めており、2024年にも稼働させる。