【亜州ビジネス編集部】
ピパット観光・スポーツ相は、2022年の観光収入が1兆2000億バーツにとどまるとの見方を明らかにした。目標とする1兆5000億バーツの達成には追加の観光促進策が必要とみて、20億バーツの予算を要求する方針。バンコクポストなどが伝えた。
追加策は2回に分けて実施する計画。まず10億バーツを投じ、航空会社の増便や座席供給量の拡大を支援する。これにより、予算の300倍となる3000億バーツの観光収入を得られる見通しで、年間の観光収入は目標の1兆5000億バーツに達成し、19年(3兆バーツ)の50%の水準まで回復する。
次に残りの10億バーツを、スポーツ観光の誘致に投じる。タイ国政府観光庁(TAT)などとイベントを共催し、スポーツ観戦や大会への参加の誘致などを計画している。
22年上半期の観光収入は前年同期比3.0倍の3865億4550万バーツだった。うち外国人からの収入が14.6倍の889億4523万バーツ、タイ人からが2.4倍の2976億27万バーツだった。