【亜州ビジネス編集部】
インドネシア中央統計局は1日、2022年7月の消費者物価指数(CPI)が111.80(18年=100)となり、前年同月比で4.94%上昇したと発表した。上昇率は前月の4.35%を上回り、5カ月連続で加速した。
全11部門のうち10部門がプラスだった。最も伸びたのは食品・飲料・たばこで9.35%。これに運輸が6.65%、家庭用設備が4.91%、パーソナルケア・その他が4.79%で続いた。一方、唯一下がったのは情報・通信・金融サービスでマイナス0.27%だった。
CPIは前月比で0.64%上昇。5カ月連続のプラスで、前月の0.61%を上回った。11部門のうち10部門がプラスで、食品・飲料・たばこが1.16%で最も上昇した。これに運輸が1.13%、住居・水道光熱費が0.47%で続いた。唯一下がったのは情報・通信・金融サービスでマイナス0.01%だった。
インドネシア中央銀行は先月、22年のインフレ予測を以前の4.2%から4.5〜4.6%に引き上げた。21年のインフレ率は1.87%で、前年の1.68%を上回り4年ぶりに加速した。