【亜州ビジネス編集部】
プラユット首相は2日、2022年の国内総生産（GDP）成長率予測を前年比3.3％と発表した。高所得層を中心に民間消費が回復し、23年は4.2％に加速するとの予測を示した。同日付ターンセタキットなどが伝えた。
閣議で22年第2四半期の成長率を確認した後に会見した。軽油価格の抑制や、低所得者の生活支援などに取り組む必要があるものの、観光業の回復と堅調な輸出を背景に経済は上向いていると指摘した。
外国人来訪者数は22年が600万人、23年が1900万人と予測した。22年の輸出額は当初予測（7.0％増）を上回る7.9％増に伸びると見込む。23年も増加傾向が続くものの、世界的な物価高を注視する必要があると指摘した。国内のインフレ率は22年が6.2％と高水準になる一方、23年は2.5％に落ち着くとの見方を示した。
