【亜州ビジネス編集部】
携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス（AIS）は8日、2022年6月末の光通信インターネットサービスの加入数が197万1400件となり、前年同月末比28.4％増加したと発表した。3月末との比較では5.7％増だった。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、経済活動が活発化したことがプラスに影響した。
加入数は増加傾向にあるものの、22年第2四半期の加入1件当たりの平均収入（ARPU）は月432バーツに低下。他社との競争が激化していることで、前年同期を5.7％下回った。
携帯電話サービスの加入数は前年同月末比5.3％増の4550万4400件だった。うちポストペイド式サービスは9.9％増の1207万4900件、プリペイド式サービスは3.7％増の3342万9500件。合計のデータ通信量は42.1％増だった。第5世代（5G）通信サービスの加入数は4.7倍の390万件に増加した。
上半期の売上高は前年同期比2.2％増の905億5200万バーツ。うち光通信事業が24.5％増の49億2500万バーツと伸びた一方、主力の携帯電話事業が0.7％減の580億6400万バーツに落ち込んだ。全体の純利益は7.8％減の126億1600万バーツだった。
22年の投資額は300億バーツを計画。5G通信網の拡充などに投じる。
