【亜州ビジネス編集部】
インドネシア中央銀行は9日、2022年6月の小売売上高指数(RSI、2010年=100)が206.6となり、前年同月比で4.1%上昇したと発表した。前年同月を上回るのは9カ月連続。伸び率は前月の2.9%を上回り、5カ月ぶりに加速した。
7部門のうち上昇率がプラスだったのは4部門。原油価格上昇を受けて「車両用燃料」が18.6%と大幅に伸び、これに「文化・娯楽」が9.6%、「食品・飲料・タバコ」が11.3%で続いた。最も落ち込んだのは「家庭用品」でマイナス27.7%。「情報通信機器」もマイナス26.5%と大きく落ち込んだ。
RSIは前月比で11.8%低下。2カ月連続のマイナスとなった。6部門がマイナスで、「情報通信機器」がマイナス16.2%で最も下がった。唯一プラスだったのは「車両部品・アクセサリー」で3.3%だった。
中銀はRSIが7月に前年同月比8.7%上昇したと推定。前月比では0.8%低下したとみている。