【亜州ビジネス編集部】
タイ工業団地公団(IEAT)は、内陸の貨物積み替え拠点「ドライポート(内陸港)」を東北部ウドンターニー県に開発する計画を明らかにした。昨年12月に開通した国際長距離鉄道「中国ラオス鉄道(中老鉄路)」との接続により、周辺国向けの物流拠点に成長させる。16日付バンコクポストなどが伝えた。
同県のウドンターニー工業団地内で開発する。東部の経済特別区「東部経済回廊(EEC)」内のレムチャバン港(チョンブリー県)やマプタプット港(ラヨーン県)との接続も見込む。
ウドンターニー工業団地は敷地面積347万2000平方メートル。全2期に分け、第1期で176万平方メートルを合弁開発した。中国ラオス鉄道のビエンチャン駅から約60キロメートルに立地し、鉄道やトラックでアクセスしやすい。
一方、タイ政府はバンコクからウドンターニー経由でラオス国境のノンカイ県まで高速鉄道を整備する計画を進めている。