【亜州ビジネス編集部】
中古車販売を手掛けるカーヒーローは、3年以内に店舗数を全国30カ所に増やす方針を明らかにした。投資額は10億バーツ。年間1万台を販売し、業界首位を目指す。19日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
旗艦店はスワンナプーム空港に近いバンコク都内ラクラバンに開設した。敷地面積は1800平方メートルで、小型低公害車「エコカー」から高級車まで100台以上を展示。在庫車と合わせて500台以上を取り扱っている。車両は221カ所の点検を実施し、2年または5万キロの車体保証を付けて販売している。
国内中古車市場は金額ベースで800億バーツ規模、台数ベースで150万〜200万台。2022年は新車販売が部品不足の影響を受けることで、中古車の需要が拡大し、販売価格が5〜10%上昇すると同社は予測している。新型コロナウイルス禍からの経済回復により、2023年以降も堅調な需要が続くと見込む。