【亜州ビジネス編集部】
インドネシア中央銀行は、2022年第2四半期の経常黒字が38億5300万米ドルだったと発表した。4四半期連続の黒字で、国内総生産(GDP)比では1.1%と、前四半期の0.1%から改善。コモディティー価格の上昇が非石油ガス部門の貿易で有利に働いた。
内訳をみると、貿易収支は168億900万米ドルの黒字となり、少なくとも21年第1四半期以降で最高だった。うち非石油・ガス貿易は244億4400万米ドルの黒字。一方、価格高騰と国内燃料需要の高まりを背景に石油・ガス貿易は71億7500万米ドルの赤字だった。
サービス収支は49億6700万米ドルの赤字。少なくとも21年第1四半期から赤字続きで、前四半期からは赤字額が13.4%拡大した。
対外金融債権・債務から生じる利子や配当などの収支状況を示す第一次所得収支は95億1200万米ドルの赤字。官民の無償資金協力など対価を伴わない資産提供に伴う第二次所得収支は15億2300万米ドルの黒字だった。