【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)はこのほど、ハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)について、特別消費税(SCT)と自動車登録料の引き下げを政府に提案した。電気自動車(EV)では既に減免されており、優遇対象を広げるよう求めている。サイゴンタイムズが22日付で伝えた。
VAMAは、HVとPHVの普及拡大では二酸化炭素(CO2)を削減できる一方、充電所などの整備も最小限で済むとメリットを説明。国内の道路事情にも合っているとし、減税を求めた。税優遇で販売価格を下げられれば買い手が増え、市場拡大とともに投資も増えるとしている。
現状では、9座席以下の乗用車タイプの場合、HVやPHVを含めエンジンを積む車両にはSCTが15%、自動車登録料が10〜15%が課されている。一方、政府は今年3月から、EVに対するSCTと自動車登録料を引き下げた。SCTは、9座席以下の乗用車タイプで15%から3%に引き下げており、5年間適用する。自動車登録料は3月から3年間にわたり免除し、4〜5年目は同じ座席数のエンジン車の半分、その後は11%とする。