【亜州ビジネス編集部】
タイ証券取引所(SET)は26日、SETと2部市場(MAI)に上場する企業の2022年上半期の売上高合計が前年同期比40.1%増の8兆6059億5200万バーツだったと発表した。合計の営業利益は32.9%増の1兆780億4800万バーツ、純利益は13.9%増の5965億9400万バーツ。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和などが増収に寄与した一方、原燃料の値上がりなどでコストがかさみ、利益が圧迫された。
不動産投資信託(REIT)などを除く上場785社のうち、759社が同期の決算書を提出済み。最終黒字を計上した企業は全体の77.2%を占めた。業種別では、食品・飲料やヘルスケア、エネルギー・公益などが好調だった。一方、保険業は新型コロナ保険の請求額が増加し、最終赤字となった。
MAIに上場する企業の合計は、売上高が23.8%増の998億9500万バーツ、営業利益が3.6%減の50億2100万バーツ、純利益が14.4%増の42億7500万バーツだった。第1四半期に発電所の売却益14億2300万バーツを計上した企業があったことで、全体として増益となった。