【アセアン】7月の域内自動車生産34万台、コロナの反動で5割増

【亜州ビジネス編集部】

東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の自動車業界団体が加盟するアセアン自動車連盟(AAF)の集計によると、2022年7月の域内6カ国の自動車生産台数は、前年同月比54.7%増の33万8863台だった。前年同月を上回るのは17カ月連続。主要各国で国内販売の拡大が続くほか、前年同月に新型コロナウイルス対策の活動制限強化で低迷していた反動があり、大幅増となった。

最大生産国のタイは16.1%増と、2カ月連続のプラス。
半導体不足の影響で乗用車生産の落ち込みが続いているものの、国内販売が好調な1トンピックアップトラックが大きく伸びた。

マレーシアとベトナムは前年同月にロックダウン(都市封鎖)で工場が停止した反動があって急伸。インドネシアも前年同月は厳しい活動制限で低水準だった。

7月の域内7カ国の新車販売台数は54.7%増の26万1265台。前年同月の活動制限の反動があったほか、主要各国で国内消費の回復を背景に販売が上向いている。ただ前月比では4.9%減となり、インドネシアとベトナムを除く5カ国で前月を下回った。

1〜7月の域内全体の生産台数は22.4%増の239万8962台。新型コロナ前の19年1〜7月(244万7443台)に迫る水準まで回復している。販売は26.7%増の191万118台だった(19年1〜7月は198万5553台)。


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