【マレーシア】7月の流通業売上高4割増、10カ月連続でプラス

【亜州ビジネス編集部】

マレーシア統計局が12日発表した2022年7月の流通業売上高は、前年同月比41.0%増の1307億1770万リンギ(約4兆1600億円)だった。前年同月を上回るのは10カ月連続。前年同期に新型コルナウイルス対策の強化で大幅に落ち込んでいた反動があり、前月に続いて40%を超える増加となった。燃料や食品の価格上昇も売上高を押し上げる要因となった。

売上高の内訳は、◆卸売り=20.6%増の596億9590万リンギ◆小売り=37.5%増の565億8220万リンギ◆自動車販売=613.8%増の144億3960万リンギ――だった。小売りは過去最高額を更新。前年同月のロックダウン(都市封鎖)の反動と原油価格の上昇により、給油所での車両用燃料の売上高が1.7倍に増えた。自動車は、前年同月にロックダウンで販売店の多くが閉鎖された反動があった。

7月の流通業販売量指数の上昇率(前年同月比)は33.7%と、10カ月連続のプラス。業態別では◆卸売り=10.8%◆小売り=31.6%◆自動車販売=861.6%――だった。卸売りのプラスは9カ月連続、小売りと自動車販売は10カ月連続となる。


亜州ビジネスASEAN
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