【亜州ビジネス編集部】
国営石油PTT傘下の発電会社グローバル・パワー・シナジー(GPSC)は15日、商用電気自動車(EV)の電池交換所の開発に向け、中国の建機大手、三一重工など3社と協力すると発表した。充電の待ち時間の問題を解決することで、クリーンエネルギーの利用を促進する狙い。2060年までに環境負荷をゼロにする「ネットゼロ」の実現を目指す。
三一重工の現地法人サニー・ヘビー・インダストリー(タイランド)のほか、建設機械販売のリードウエー・ヘビー・マシナリー、IoT(モノのインターネット)企業のルートクラウド・テクノロジー(シンガポール)と同日に覚書を交わした。電池交換所の実現可能性や、運営を効率化するシステムの開発などを検討する。まずは幹線道路沿いを中心に事業化調査などを実施する。