【マレーシア】8月の新車販売6.7万台、前月比36%増

【亜州ビジネス編集部】

マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2022年8月の国内新車販売台数は、前年同月比271.7%増の6万6614台だった。前年同月は新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)明けで低調だったことから、大幅な反動増となった。前月比では36.2%増加。6月末に販売サービス税(SST)の減免措置が終了したものの、猶予措置が講じられたことで各メーカーの受注残は多く、納車を急ぐ中で販売が伸びている。19日付各紙が伝えた。

内訳をみると、乗用車が前年同月比286.2%増の5万9769台(前月比37.1%増)、商用車が179.6%増の6845台(同28.5%増)だった。

22年1〜8月の販売台数は44万7209台となり、前年同期を62.9%上回った。乗用車は62.3%増の39万7100台、商用車は67.2%増の5万109台だった。

MAAは、9月の販売が8月と同水準になると予想。半導体などの部品不足が続くとみている。一方、SST減免措置が6月末に終わったものの、終了間近になって政府が期限内に成約して23年3月末までに納車した場合には減免措置を適用すると発表したことで契約申し込みが殺到し、各社には受注残が多くあるとしている。

MMAは22年の年間予測を63万台とし、前年を23.8%上回る水準に設定。国内経済の回復や各社の新モデル投入などが寄与するとの見方を示している。

生産台数は前月比33%増

8月の国内の自動車生産台数は6万9378台だった。工場の稼働が低かった前年同月から396.9%増加。前月比では33.3%増だった。

1〜8月の生産台数は前年同期比70.3%増の43万9372台だった。乗用車は70.0%増の40万6406台、商用車は73.9%増の3万2966台となっている。


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