【亜州ビジネス編集部】
川崎重工業は21日、発電大手RATCHグループなどが出資する東北部ナコンラチャシマ県の発電事業向けにガスエンジン4基を受注したと発表した。30メガワット(MW)級のガスエンジン発電所を建設する事業で、RATCHの発電所からの受注は昨年7月に次ぐ2件目となる。
発電所の建設を請け負うEGCOエンジニアリング&サービスから受注した。7.8MW級の新型ガスエンジンなど発電設備一式を納入する。発電所の運転開始は2024年初めの予定。ナワナコン工業団地ナコンラチャシマ内に建設され、団地内の工場などに電力を供給する。
発電所を開発するRENコラート・エナジーには、RATCHと同工業団地運営のナワナコン、地方電力公団(PEA)の子会社の3社が出資している。