【亜州ビジネス編集部】
オランダ系の大手ビールメーカーであるハイネケン・ベトナムは24日、拡張した南部バリアブンタウ省のビール工場を開所した。年産能力を以前の2倍近くに拡大。ハイネケン・グループでは東南アジア最大規模の工場となる。ベトナムニュースなどが26日付で伝えた。
拡張認可は2020年初頭までに取得。投資認可額を1兆6500億ドン(約100億円)引き上げ、9兆1500億ドンとした。工場の敷地面積は40万平方メートル。拡張により、年産能力を6億1000万リットルから11億リットルに引き上げた。環境に配慮し、消費電力のすべてを再生可能エネルギー発電で賄う。
工場は2016年にデンマーク系のカールスバーグから買収。その後、拡張を重ねて年産能力を当時の36倍に拡大している。