【亜州ビジネス編集部】
需給の引き締まりを受けて、太陽光発電部材大手の通威(Tongwei)が再び値上げした。同社は9月27日、単結晶シリコンの裏面不動態型セル(PERC)を価格調整すると通知。
1ワット当たりの太陽光発電用シリコンウェーハ出荷価格について、次のように調整すると説明している。証券日報が9月30日付で伝えた。
直径210mm製品で1.30→1.33人民元(↑2.3%)
直径182mm製品で1.31→1.33人民元(↑1.5%)
直径166mm製品で1.29→1.31人民元(↑1.6%)
通威の製品値上げは9月に入り2度目。前回は9月5日に調整した。今年の値上げは累計11回目を数える。年初の出荷価格比較し、値上げ率は直径210mmが18.75%、直径182mmが18.75%、直径166mmが20.18%に拡大した。
品薄と需要増を意識し、TCL中環新能源科技(TCL Zhonghuan Renewable Energy:002129/SZ)など同業他社も値上げ姿勢を強めている。