【亜州ビジネス編集部】
東北部のノンカイ県商工会議所は、同県のサクライ郡に物流拠点を開発する考えを明らかにした。これまでに経済特別区(SEZ)を開発する入札を実施したが、応札する企業がなかったことから、計画を見直す方針。9月30日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
SEZ開発では、約115万平方メートルの国有地の整備に向けて5〜6月に入札書類を5社に販売。先月に入札を実施したが、応募した企業はゼロだった。計画を変更する場合、内陸の貨物積み替え拠点「ドライポート(内陸港)」などの開発を予定している他地域と顧客の奪い合いにならないよう配慮する。
開発予定地は昨年12月に開通した国際長距離鉄道「中国ラオス鉄道(中老鉄路)」のビエンチャン駅に近く、貿易拡大が見込まれる。同県では現在、天然ゴムやプラスチック、キャッサバ粉などの工場が操業している。