【シンガポール】チャンギ空港、ターミナル2を再開

【亜州ビジネス編集部】

11日、リニューアルされたチャンギ空港第2ターミナル出発ホールの営業初日は、祝賀の場となった。

朝5時に出発ロビーに現れた旅行者は、青と白と金のバルーンアーチに迎えられ、ポップアップストアでは無料のコーヒーやスナックが配られた。

このオープンにより、今年のシンガポールの再開発戦略のパズルの最後のピースがはまったという。

2020年5月、Covid-19の大流行で乗客数が激減する中、T2とT4の運用が停止されて以来、初めて4つのターミナルすべてが旅行者に開放された。

チャンギ空港の処理能力も、パンデミック前と同程度の年間約7000万人まで回復している。

T4は9月に、T2は5月に到着便の運航を再開し、年末の旅客数の急増を見込んでいる。香港、日本、台湾などアジアの主要市場において、最近国境警備が緩和されたこともあり、この数字は当局の予測を上回る見込みという。

11日にT2で最初に離陸したのは、クアラルンプール行きのシンガポール航空SQ104便とバンコク行きのSQ706便で、この2カ国へは、同日中に合計17便のSIA便がT2から出発する予定である。

SIAの他の東南アジアへのフライトも、13日からT2で開始される予定である。18日からは、エアインディアとエアインディアエクスプレス便がSIAに加わり、ターミナルがさらに混雑する予定という。

T2には、ロッテ免税店やスターバックスなど、合計25の店舗が11日にはオープンしていた。今回のオープンにより、T2の半分が開放された。北ウイングの改修と改装は今後も続き、24年までに終了する予定という。

これにより、T2の処理能力は年間2300万人から2800万人へとアップする見込みである。

チャンギ空港グループの空港管理担当執行副社長であるタン・ライ・テック氏は、チャンギ空港は、この2年余りの間に多くのことを経験し、より多くの顧客を迎えることができるようになった。我々と一緒に働いてくれた空港コミュニティーの皆様、そしてチャンギ空港への回復力と貢献に感謝すると述べた。

(提供:AsiaX

http://www.asiax.biz)


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