【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)メーカーの米テスラが新設した現地法人、テスラ(タイランド)の関係者は、来年12月に開業を予定するバンコク都心のショッピングセンター(SC)「エムスフィア」にショールームを開設すると明らかにした。SCやオフィスが集まる商業地区に立地し、顧客の需要に応えられると見込む。投資額はまだ明かせないとしている。12日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
エムスフィアは、百貨店大手のザ・モール・グループがスクンビット通り沿いの高架鉄道(BTS)プロンポン駅近くで開発を進めている。施設内は「エムギャラリー」や「エムライフスタイル」などのゾーンに分けられ、テスラは世界の最先端技術に焦点を当てる「エムイノベーション」ゾーンに入居を予定しているという。
同現法は4月25日にバンコク都内で設立。資本金は300万バーツ。事業目的はEVや蓄電システムの販売などとしている。また、これまでに求人を開始しており、経理や人事などの管理部門のほか、店舗マネジャー、営業担当、住宅向け充電器の販売担当、技術者ら、EV販売に向けた15以上の役職を募集している。