【亜州ビジネス編集部】
東京電力ホールディングスは18日、国営石油プルタミナの電力子会社プルタミナ・パワー・インドネシア(PPI)との間で、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」と「グリーンアンモニア」の開発に関する共同研究合意(JSA)を締結したと発表した。PPIの地熱発電所を活用し、コスト競争力のあるグリーン水素・グリーンアンモニアの生産・輸送の実現を目指す。
東電HDの水素・アンモニア生産技術とPPIの地熱発電技術を融合して研究を進める。東電HDは水素・アンモニアの生産設備や輸送・貯蔵システムの設計開発を担当。PPIは建設地の調査や設備の建設・運転を手掛ける。
PPIはスマトラ島南部のウルブル地熱地域で既にグリーン水素生産の試験事業を開始しており、1日100キログラムの生産を目指している。