【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車は19日、東南アジア向け小型スポーツ多目的車(SUV)のコンセプトカーをホーチミン市で発表した。
今月末に同市で開催される「ベトナム・モーターショー2022」で一般公開し、2023年度には同車を基にした小型SUVを東南アジア各国で順次投入する。
コンセプトカーは東南アジアの都会に合うスタイリッシュでスポーティーな造形としたという。また、運転のしやすさを追求した実用性や、広々とした室内空間といった快適性、冠水路でも安心して走行できる走破性を実現したとしている。
将来は電動車の追加や域外への展開も計画しており、加藤隆雄社長は「(ミニバンの)『エクスパンダー』のような主力車種に育てていきたい」と語った。同社は東南アジア市場向けに「エクスパンダー」や中型SUV「パジェロスポーツ」、同「アウトランダー」などをそろえているが、現状で小型SUVは投入していない。