【タイ】9月の自動車生産18万台、3年4カ月ぶり高水準

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業連盟(FTI)の20日発表によると、2022年9月の国内自動車生産台数は前年同月比28.0%増の17万9237台だった。前年同月を上回るのは5カ月連続で、台数は19年5月以来、3年4カ月ぶりの高水準。半導体不足が解消に向かったことで輸出向け生産が拡大した。

仕向地別では輸出向け生産が30.6%増、国内向け生産が24.3%増だった。完成車の輸出台数は36.0%増の10万389台となり、前月比でも4割弱のプラス。欧州を除く各市場への輸出が伸びた。国内販売台数は前年同月比で2割近い増加。観光業の回復や農家の所得増を受けてプラス成長が続いている。

1〜9月の生産台数は前年同期比12.6%増の136万4037台。新型コロナウイルス流行前の19年1〜9月(157万2627台)は下回った。同連盟は8月下旬、22年通期目標を175万台に設定したと発表。輸出向け生産が90万台、国内販売向け生産が85万台としている。

9月のバイク生産6割増

同連盟によると、9月の国内バイク生産台数は前年同月比61.2%増の24万9710台だった。内訳は、完成車(CBU)が79.5%増の19万7450台、輸出向けの完全組み立て部品(CKD)が16.5%増の5万2260台。輸出台数(CBUとCKDの合計)は33.9%増の9万2659台だった。


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