【亜州ビジネス編集部】
帝人は25日、中部パトゥムタニ県の工場に機能性ポリエステル長繊維の新たな生産設備を導入したと発表した。投資額は約10億円。今月に生産を開始し、同工場で取り扱う品目の高付加価値化を図る。
新設備は紡糸工程を効率化すると共に一部の工程を自動化する。2023年度は1500トンの生産を予定。今年1月に運用を開始したリサイクル素材の生産設備と連動した一貫生産により、リサイクル繊維の高機能化などにも対応する。
工場は現地法人のテイジン・ポリエステル(タイランド)(TPL)が操業している。