【亜州ビジネス編集部】
三井物産は27日、インドネシアで商用車リースの合弁会社を設立し、今月に事業を開始したと発表した。大手財閥のサリム・グループと、三井物産が30%出資する商用車リース北米最大手のペンスキートラックリーシング(本社:米ペンシルベニア州)との合弁で、メンテナンス・サービス付きの「オペレーティングリース」を手掛ける。
三井物産によると、現地では小口物流の需要が増える一方、車両整備工場の不足で整備待機時間が長くなっている。車両管理の外注需要も高まっていることから、オペレーティングリースの提供を通じて物流稼働率の上昇や、適切な整備による車両の故障回避などを図る。また、ペンスキーを戦略的パートナーと位置付けており、今回の事業を皮切りに同社の海外進出を加速する。
合弁会社の社名はインドモービル・ブッサン・トラッキング。サリムは傘下の自動車大手インドモービル・スクセス・インターナショナル(IMAS)を通じて出資した。