【亜州ビジネス編集部】
財務省財政経済事務局は10月28日、2022年の国内総生産(GDP)成長率予測を前年比2.9〜3.9%と予測した。
新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、外国人観光客数の増加と民間消費の拡大が経済成長をけん引すると見込む。
外国人観光客数は920万〜1120万人と予測。これまでの予測を上方修正した。民間消費は7.4〜8.4%増の見通し。観光業の回復に加え、農家の所得増も消費の追い風になるとみている。
輸出額は7.6〜8.6%増と予測。食品需要の高まりや、半導体不足の改善が期待できるとしている。輸出の増加を追い風に、民間投資は4.6〜5.6%増えるとみている。
一方、23年のGDP成長率は2.8〜4.0%と予測した。外国人観光客数のさらなる回復などがプラスに影響すると見込む。