【タイ】22年の輸出額8%増予測、23年は5%増=荷主協会

【亜州ビジネス編集部】

タイ荷主協議会(TNSC)は、2022年のタイの輸出額を前年比8%増と予測した。バーツ安や食品需要の高まりが追い風となる見通し。年内に新たなマイナス要因が発生しなければ、9%増に達する可能性もあると見込む。一方、23年は世界経済の減速を受け、2〜5%増にとどまるとみている。1日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。


22年は輸出量が増えないものの、製品や原材料の値上がりによって輸出額が増加すると説明した。今後の見通しについては、為替相場や原燃料価格の変動を注視する必要があると指摘。自由貿易協定(FTA)の拡大や、適切な政策金利水準の維持などを政府に求めた。

9月の輸出額は前年同月比7.8%増の249億1930万米ドル、1〜9月の累計は前年同期比10.6%増の2213億6610万米ドルだった。


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